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ガバナーメッセージ

ガバナー 諸岡 靖彦  地区スローガン「ロータリーから千葉を元気に」
 2019年11月


国際ロータリー第2790地区
2019-20年度 ガバナー
諸岡 靖彦 (成田RC)


        - 激甚化する自然災害への対処について -

 9月9日は、おめでたい奇数の重なる重陽の節句でした。事もあろうに、この日は未明から台風15号の直撃を受けて、千葉県南部を中心に、初めて体験する風速40mを超える強風に脅え、生活インフラを失い、苦しみました。
 さらに10月12日夜半、大型の19号が再び首都圏に迫り、長野県から宮城、岩手県に到る東日本各地を豪雨が襲い、多くの河川で決壊や洪水をもたらしました。利根川下流域では、上流の大量の降雨とダムの放流で危険水域を超え、緊急避難命令が下りました。被災された皆様に対して、心からお見舞申し上げます。
 相次ぐ自然災害に対して、ロータリアンは何を考え、どう行動すればよいのでしょうか。気象異変で赤道付近の温暖化が熱帯低気圧を、これまでの常識をはるかに超える破壊力としてしまったことへの反省――生活の利便性を求めるあまり、化石燃料を安易に燃やしてCO?を際限なく排出したり、平気で廃棄物を燃やしたり、捨ててしまうことに無頓着であってはなりません。地域環境汚染に対しては、平時の生活態度で応えるべきです。
 かつて治山治水は政治の要諦でありましたが、房総のおびただしい倒木の事実は山林の手入れを怠った咎めでした。電源と情報を失った地元自治体や住民は目前の事態に追われるだけで、被災地全体の鳥瞰は計れず、復旧の機動力を持ちません。住民の生命と財産を守る非常時緊急出動としての権力の発動は速やかに行われるべきです。
 被災地や被災者に対して、自助・共助・公助が進むためにロータリーができることは何でしょうか。まずは地区内クラブが被災クラブの支援の自助(ボランティア参加や資金支援)に動くこと、他地区に呼びかけて(ガバナー会を通じて)共助を求めること、行政や救助団体の支援(公助)に対して積極的に協力すべきです。今こそ我らは立ち上がるべき時であり、全力を尽くして逆境にある千葉を元気にするために動くべきです。考えられることは、まだあります。
 国際ロータリーのマローニー会長から10月14日付で、台風被害にあった地区ガバナー宛てに、お見舞い状が届きました。文面には、ロータリーのネットワークを活用して救援活動の支援を求めることができるという言葉が盛られていました。
 ロータリー財団には「災害救援基金」があり、この基金から上限2万5千米ドルの「ロータリー災害救助補助金」を得られる可能性があります。長期的な復興活動には、財団の地区補助金または、グローバル補助金を通じて支援を得られる可能性があります。
 地区には(主として他地区への義捐金を贈るための積立金として)「災害特別基金」や、会員から寄付いただいた財団資金の運用後の地区活動資金(DDF)の残高が活用されるべきものとして、地区に推奨されています。被災地のガバナーとして、でき得ることにチャレンジしたいと考えています。
2019年10月
 地区スローガン「ロータリーから千葉を元気に」
 2019年10月


国際ロータリー第2790地区
2019-20年度 ガバナー
諸岡 靖彦 (成田RC)

- 元気なクラブを創りましょう!――管理運営のベースをつくるCLPのすすめ -

7月23日よりクラブ公式訪問が始まりました。9月末までに29回の訪問で、44クラブを訪ねました。クラブの運営と奉仕活動の方針を伺い、現状と将来の会員基盤の確認、クラブが抱える諸問題についても対話して、クラブリーダーが自信を持ってクラブ運営に取り組んでいけるよう見解を示し、激励し、鼓舞しています。
順調に運営を進めているクラブの共通点は、
1)会員基盤の維持、拡大に見通しを持っている 
2)地域社会のニーズに叶った奉仕活動を計画している 
3)地区やロータリー財団、米山記念奨学会への会員の理解を進め、寄付やプログラムに参加しようとしている
4)若手会員が生き生きとクラブに参加している
ことです。
訪問時の例会やクラブ協議会の進行、会議の雰囲気には、現在のクラブリーダーがこれまでクラブの伝統を築いて
こられた先輩ロータリアンと一体となっているかどうかによって、その差を感じ取ることができました。
地区ガバナーには、クラブが効果的に運営されているか
どうかを見極めて、改善策を示し、ガバナー補佐を通して適切な強化策によってクラブを支援する責任があります。RIはクラブに対して効果的なクラブ管理の枠組みを示し、クラブを強化するモデルプランを推奨しています。これがCLP(クラブリーダーシップ・プラン)です。
他方、RIは地区がクラブを支援するための組織基盤として、DLP(地区リーダーシップ・プラン)の採用を義務付けています。CLPがクラブの自主性(クラブの自治)に任されていて、DLPは地区の義務であることのズレが、クラブ支援を使命とする地区ガバナーとしては、クラブとの距離を感じてしまう理由かもしれません。
RIがCLPを打ち出したのは2004年11月の理事会でした(CLPの採択と同時に、当時の4大奉仕を標準クラブ定款に組み込むことも決定しています)。2005年のロータリー100周年を目前にして、奉仕の2世紀目への舵取りで、それぞれのクラブが「あるべきクラブの理想像」や独自の特性(アイデンティティ)を構築し、これを長期計画や年次計画に盛り込み、クラブの中期的な目標やビジョンに合致した独自の委員会を組成し、積極的な委員会活動を行えば、結果として魅力的なクラブとなり、地域社会から尊重され、入会したいクラブになる…これがCLPに期待される背景でした。(日本のロータリアンの中には突如の決定に戸惑い、RIが効率や機能に走ることに疑問を抱く向きもありました)
RIは、魅力的なクラブを創る9段階の手順を示し、土台づくりのモデルを提供しています。私は、この考え方は有効であると考えております。
1)効果的なクラブを目指す戦略計画を持ち 
2)年次目標をRCセントラルに入力し 
3)会員が戦略計画に参加し、クラブ協議会で計画実行が話し合われ
4)クラブリーダーと地区リーダーとの間で、明確なコミュニケーションが確実に図られ
5)将来のロータリーリーダー育成を図るための引き継ぎ計画を含め、リーダーシップの継続性を確保し
6)クラブ委員会組織とクラブリーダーの役割、責任がクラブ細則に反映され
7)クラブ員間の親睦をさらに深めるような機会が提供され
8)会員全員がクラブのプロジェクトや業務に活発に関与し
9)クラブリーダーは地区研修会合に出席し、新会員のための一貫したオリエンテーションが定期的に用意され、現会員のために継続的な教育機会が提供されて、全会員が指導力育成プログラムに参加できる包括的な研修計画を立案し、実施する。(ロータリー章典2.020)

こうしてクラブが元気になれば、会員基盤の維持・拡大が進み、地域社会のニーズに合致した奉仕活動が活発になり、ロータリーの公共イメージが向上して、ロータリー財団や米山記念奨学会への寄付やプログラムへの参加が促進されて、クラブの枠を超えて活動するロータリアンが育ち、クラブ成長への好循環が生じてきます。地区はこうした方向を目指して、クラブを支援します。クラブと地区の距離感を埋めましょう。クラブは戦略計画を備え、会員がクロスプロモーションで活動できるように、クラブ管理運営面の整備と委員会の活性化に努めましょう。
クラブ戦略計画を立案するプロセスでクラブにCLPを導入することは、会員数に関わらずクラブの管理運営面に確かな骨格を与え、クラブのさまざまな活動が安定化して、クラブに積極性をもたらします。組織は戦略計画に従って組成され大中小のクラブ規模によって戦略計画は変わりますから、組織の立てつけも変わってきます。今年度は、地区管理運営統括委員会より「クラブ活性化支援チーム」を派遣し、クラブの要請に応えます。地区ガバナー事務所もしくは管理運営統括委員長にご相談ください。

2019年09月
 地区スローガン「ロータリーから千葉を元気に」
 2019年9月


国際ロータリー第2790地区
2019-20年度 ガバナー
諸岡 靖彦 (成田RC)

- キーワードはコネクト、クロス・プロモーション、そして戦略計画 -

ベルリンの壁の崩壊(1989年)以後、米ソ冷戦が終わり欧州の政治経済統合が一挙に進みました。
貿易面でもWTO(世界貿易機構)による自由貿易が進展しました。中国のWTO加盟でグローバル経済や貿易の在り方に変化が生じ、直近ではBREXITや米中激突の貿易戦争に到り、各国のポピュリズム台頭など協調から対立へと環境が逆転しました。
日本国内の平成の30年間は、バブルの崩壊や大震災など自然災害で経済不振が続き、日本人の大多数は内向きで閉じこもりがちとなり、束の間のぬるま湯に浸っている観がありました。これでは、ゆでガエルになってしまいます。今こそ外に向かって、分断の世界を克服してゆく行動を起こす時です。国際社会のみならず地域社会でもコミュニティーをコネクトし(つなぎ)、関係づくりのクロス・プロモーション(横割りで動く)をロータリーが主導すべきです。これがマローニー会長の「CONNECT」の背景です。
マローニー会長は8月3日から1週間、RI会長として最初の訪問国に日本を選びました。8月3日には八戸で「<ロータリーは世界をつなぐ>と行動計画」について講演されました。その要旨を紹介致します。
RIは今年度より「新しい行動計画」を展開します。今後5年間にわたって「1)より大きなインパクト(影響力)をもたらす」「2)参加者の基盤を広げる」「3)参加者の積極的関わりを求める」「4)適応力を高める」ことを骨格とした行動計画を進めます。

1 ) この行動計画は「世界をつなぐ」ことを意図しています。この計画は結果を重視します。ポリオ根絶のモデルが達成できれば、それがロータリーの記念碑(レガシー)として大きなインパクトをもたらします。そしてこれが変化を引き起こす力を大きくします。
2 ) 「ロータリーは世界をつなぐ」とは私の信念です。ロータリーの大きな夢、思いやりの心、寛容の精神を世界の人々に知ってもらいたいと願っています。多くの人たちが求める人間同士のつながりの源は、ロータリーにあることを理解してもらいたい、それがロータリーを成長させなければならない理由です。新会員を増やし、現在の会員に充足感を与え、次世代のロータリアンのために会員増強に新しい選択肢を用意するのです。
3 ) 奉仕に参加する人々はやりがいのある体験を求めています。そして自分のことが認められるとワクワクします。ロータリアンの姿や活動を見て、他のネットワークやボランティア団体よりも、私たちと共に全力で進んでくれるでしょう。そこで私は家族的なロータリーになることを望みます。
4 ) 114年の歴史を通じて、ロータリーは世界に持続可能な変化をもたらす新しい方法を見つけることが得意でした。職業を通して組織や奉仕プログラムを前進させる方法を心得ていました。これからの114年間も変化を先取りして新しい奉仕の機会を追求し、リーダーになるための多くの道をつくり、多様な対話を重ねて、自信を持って活動してゆきましょう。

さてクラブの活動も単年度でなく、奉仕プロジェクトの企画・実行も持続可能性を目指すならば、こうした横割りのコネクトを進めることが必要です。クラブ会長は目指すべき基本方向(ビジョン)を示し、会員全員の合意を得て、向こう3~5年の視野で戦略計画を立案します。会員基盤の現実の姿とあるべき姿やカタチ、地域社会の現実と可能性を探ります。実行体制づくりには、クラブ会長のリーダーシップが欠かせません。単年度ではなく持続性ある戦略計画にしてゆくためには前後3年間のクラブ指導者の協同作業は不可欠です。
RIはクラブ組成の最も機能的なモデルを示しています。それはCLP(クラブリーダーシップ・プラン)です。次号ではCLPについて、DLPとの関わりについてお話しましょう。

2019年08月
 地区スローガン「ロータリーから千葉を元気に」
 2019年8月


国際ロータリー第2790地区
2019-20年度 ガバナー
諸岡 靖彦 (成田RC)

親愛なるクラブ会長・幹事各位ならびに会員の皆様、この1年間が充実した時間として共有できますよう、このマンスリーレタ-をお届け致します。
人物の成長は心・技・体で決まります。心・技・体に余力が生じれば、年齢にかかわらず成長することができます。幼少期には身体が目立って成長し、青年期には技能や精神性が育ってゆき、身体能力はピークに達します。壮年期には技能がほぼ頂点に到り、精神力が充実してゆきます。老年期には、それまでの人生行路のすべての生活態度や行動の結果が、その人物の心・技・体つまり心身の健康度や技の完成度を決定付けます。ロータリークラブの盛衰も、人物の成長と同様ではないでしょうか!
人は自身の成長を自覚できるうちは満足し、自信を持って生きていられます。しかしあなたのクラブ、あなたの事業、地域社会、家庭は順調に成長の途をたどってゆけるものでしょうか?
人は誰しも体力か精神力か経済力の、いずれかの余力を失うと迷い、悩み、もがくことになります。そうでなければ、それはぬるま湯に浸かり切って、「安住」しているのです。体力の衰えは健康診断のデータでつかむことができます。それは医師の指導で生活上の危険因子を減らすよう努め、正常に戻すことができます。クラブ会長はまず、クラブの心・技・体の健康状態をつかむべきです。ロータリークラブは健康で、社会生活上有意義な活動を求められているからです。
健康なクラブであれば、奉仕活動、親睦活動、会員増強活動に成果が現れます。クラブ会長の役割は、自クラブを成り立たせている基盤の健康状態をつかみ、これを改善し、時には改革という新しい方向を目指すよう指導力を発揮しなければなりません。奉仕、親睦、会員増強を担当する委員長に方針を示して意見交換の上、改善に手を付けるべきです。
つまり会長が夢を語り、決意を示して、会員同士が話し合って、自クラブの理想像を共有し、道筋をつけて、クラブ協議会で決議するのです。5年後にどんなクラブになりたいのか!の目標を立て、年次ごとの段階計画を立案します。これがクラブ戦略計画です。
そしてクラブ戦略計画委員会をつくり、継続性を保ちながら年次ごとの改善を進めるのです。戦略計画の中に、親睦、奉仕活動、会員増強、クラブ運営、リーダーシップ養成、ロータリー情報研修などの項目を整えましょう。
そして、いよいよ会員増強(会員の定着を含む)活動に励むことができるのです。親睦活動(会員の交流、仲間とよく知り合って、同志として絆を深める)を盛り上げ、奉仕活動に心を合わせて取り組みましょう! こうして元気なクラブが生まれます。元気なクラブは元気な会員を育てます。元気な会員がさらに元気な良いクラブを創ります。会員増強は親睦活動、奉仕活動を盛り上げて、クラブをさらに強く元気にします。会員増強はやがて新クラブ(RCでもRACでも衛星クラブでも)を生み出すことにつながります。会員増強は戦略計画という仕掛けによって、クラブの心・技・体を成長させる入り口となり、クラブを成長させる大きな原動力となるのです。

2019年07月
 地区スローガン「ロータリーから千葉を元気に」
 2019年7月


国際ロータリー第2790地区
2019-20年度 ガバナー
諸岡 靖彦 (成田RC)

令和の御代のロータリー年度が動き出しました。振り返れば平成の30年間は、歴史上大きな転換点となる峠をいくつも越えて来たように思われます。
世界的にはベルリンの壁が崩れて(1989・平成元年11月)東西冷戦は終結しましたが、その後は思ってもみなかった、全く違う政治的社会状況が現われてきました。リーマンショックは世界同時不況を招き、各地で多発するテロは各国を身構えさせ、局地紛争は難民をつくり、政治は極右に傾き、ITが政争の具となり米中貿易摩擦に至ります。大きな世界情勢も身近な生活社会の状況にも、格差と対決、そして分断が進んでいます。
国内ではバブル株価崩壊(1990・平成2年初)に端を発した金融崩壊や産業再編に至る未曽有のデフレ局面、「アベノミクス」という政府と日銀の金融・財政総動員政策の下に、漸く経済成長が復活した局面、湯水のごとく市場にマネーを投じても思い通りに経済も社会も浮上しない今の局面と、混沌がなおも続いています。阪神・淡路大震災、東日本大震災をはじめとした大自然が全国各地で牙を剥き、災害が続発し、多くの犠牲者を出しました。少子高齢社会、働き方改革が叫ばれていますが、うまく適応できず、人手不足は深刻さを増しています。見えないところで地域社会の空洞化が進んでいることが心配です。
ロータリーを巡る状況にも、それらの出来事は大きな影を落としています。マローニー会長は先の国際協議会で、会員増強が直近20年間で足踏みを続けてきていることに強い危機感を表明しています。かつてないほどに分断されている世界を再び結び付ける力は「ロータリー」にこそあります。ROTARY CONNECTS THE WORLD! 「ロータリーは世界をつなぐ」、その役割を担うのは私たちロータリアンです。世界で比類なき基盤を有するロータリーを通じて、人類のすばらしい多様性とつながり、奉仕と友情、そしてコミットメントを通じて世界の人々とつながり、ロータリーを成長させましょう。新しい会員モデルをつくり、入会への新しい道を開き、新しいニーズにかなうロータリークラブとローターアクトクラブをつくりましょう。これがマローニー会長の念願です。
ロータリーの未来を形づくるのはクラブです。刻一刻と変化する現実に対応するために、ロータリーはクラブに注力してゆかなければなりません。地域に根ざすクラブは柔軟性と刷新性をもって、戦略計画を立て、地域の可能性を求めて誇りを取り戻さなければなりません。地区ロータリーを元気にするために数値目標を立てました。地区3,000会員、300女性会員、30会員未満のクラブの基盤強化、3クラブ(RCでもRACでも衛星クラブでも)新設を目指します。そしてロータリーから千葉を元気に!していきましょう。

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2019-20年度
国際ロータリー第2790地区
ガバナー事務所

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千葉市中央区椿森3-1-1-302

TEL 043-284-2790
FAX 043-256-0008

Email:19-20gov@rid2790.jp

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