国際ロータリー第2790地区
2020-21年度 ガバナー
漆原 摂子 (勝浦 RC)

- 経済と地域社会の発展月間/ 米山月間によせて -
奉仕の理念の実践
ロータリアンの奉仕の理念の実践については、ご周知の通り、困っている人に物品やノウハウを提供するだけではなく、それらが地域の人々によって永続的に維持される、即ち持続可能性が伴わなければなりません。世界の開発途上国において、あるいは先進国における特定地域においても、多くのロータリアンやクラブは、地域経済の発展のため、そして貧困をなくすために、持続可能性を念頭に置き、その地で必要とされるスキルの提供や小口融資(マイクロローン)を支援するなど、様々な活動をして参りました。
地区内クラブの諸活動
さて7 月末より、ガバナー公式訪問をスタートさせていただいておりますが、コロナ禍を鑑み、各クラブのリクエストに合わせ、通常の公式訪問スケジュールのみならず、一部時間短縮やオンラインを導入しながらの実施となっております。その中で、他クラブの奉仕活動の様子を知りたいというご意見を多々いただきました。ここに、今年度の地区補助金を利用しての、各クラブの「地域社会の発展」のためのプロジェクトをご紹介致します:(下表)
米山月間
併せまして今月は、日本独自のRI 承認他地区合同プログラム「米山月間」です。日本に留学している学生を応援するためのプログラムで、我が国における民間最大の奨学団体であります。このプログラムの素晴らしい所は、ただ奨学金を授与するだけでなく、それぞれの留学生に世話クラブとカウンセラーが付き、留学生のご担当教職員と共に、不安なく日本での勉学・生活を継続出来るよう、心に寄り添う、正に物心両面でのサポートをするということと考えます。
米山学友会
更に特筆すべきは、留学期間を終えた学生の多くが、同窓会にあたる米山学友会の一員となり、米山記念奨学会の目的の一つである「母国と日本の架け橋」になるべく活躍すると同時に、現役米山奨学生へのサポートを担う、素晴らしいシステムが確立されていることです。現在米山学友会は国内に33、海外に9 あり、これも国内最大級クラスの同窓会組織と言えましょう。私も多くの米山学友会の方々とお会いして参りましたが、様々な国からの学友が、日本語を流暢に話しながら、将来の夢や世界平和について真摯に語り合う姿に感銘を受けております。地区内クラブの皆様には、一人でも多くの米山記念奨学生をサポートするための、今後のご寄付並びに世話クラブのお引き受けを改めてお願い申し上げます。