地区スローガン「Love Other Spirit」~繋ごう次世代へ 夢ある未来に向けて~
2021年11月
国際ロータリー第2790地区
2021-22年度 ガバナー
梶原 等 (千葉 RC)
ロータリーの活動においてロータリー財団がどのくらい貢献をしているのか一度考えてみましょう。私達ロータリアンは地域社会や国際社会で人々の暮らしや地球環境を守るために様々な支援をしております。その支援とは人道的支援であったり経財的な支援であったりと様々です。そしてその支援には全てお金が必要となります。
財団の費用は一人一人のロータリアンの貴重な寄付から成り立ちますが、支援先は経済的に困窮している国もあれば先進国の様に発展している国もあります。
地球環境の観点で見れば災害も含め支援の地域は時代によって様々です。
こういった世界の現状を一度まとめ、必要な国や地域に必要な支援が出来るように調整を図るのがロータリー財団です。例えて言えば私達が銀行にお金を預けたり、大きな買い物をするときにはローンを組んだりと金融機関と私達の生活は密接な関係になると同様、私達の生活がロータリーで言うところの各奉仕活動なのです。
特にグローバル補助金を使う大きなプロジェクト(30,000㌦以上)は私達のクラブで積み立てた費用だけで賄うことが難しいですが、ロータリー財団を活用することによりこうしたプロジェクトの活動を行う事も出来るのです。
もうひとつは、ポリオの根絶に対する支援です。1979年フィリピンの子供達にポリオの予防接種を始めてから42年で野生型ではアフガニスタンとパキスタンの2ヶ国となり、2021年8月30日現在それぞれ1例、合計2 例に抑えるまでになりました。しかし、野生型ポリオウイルス感染を根絶に加え、伝搬性ワクチン由来ポリオウイルスの爆発的感染を無くすなど、まだまだ取り組まなければならないことは多くあります。感染症は少しでも手を緩めると必ず再燃してきます。これからもポリオ根絶の目標に向かって忍耐強く支援を続けていきましょう。
さらにロータリー財団はロータリー平和センターへの支援も続けています。
ロータリー平和センターは世界の平和を目指す人材を育成する、正に国際平和のために欠かす事の出来ない大切な機関です。
世界には7 つの大学と提携し、6 つの平和センターが運営されており、日本にも東京都三鷹市にある国際基督教大学内に設けられ、世界平和の研究に向けた平和フェローである人材を育成しております。
この様にロータリー財団は具体的且つ達成可能な目標に向け役立つ大切な組織なのです。
そして2013 年から「未来の夢計画」として地区補助金・グローバル補助金と言った使いやすい補助金モデルを創り上げ、特に地区補助金に関してはその地区の裁量で利用でき、私達に身近な地域社会に向けて
直接目に見える支援を可能にした制度です。
「未来の夢計画」を上手に利用し、地域社会や世界に対して良いことをしていきましょう。そして私達ロータリアン一人一人が支えているロータリー財団をもっと身近に感じて支援していきましょう。
ロータリー財団は私達が将来のロータリアンに対してロータリー活動のバトンを渡していくために無くてはならない存在です。
私達には世界の人々の暮らしを守り地球環境を維持していく責任を担っています。世界の人達の為に我らロータリーはこれからも前へ進みます。
「Serve To Change Lives 奉仕しようみんなの人生を豊かにするために」このRI テーマを続けていくためにチャレンジして参りましょう。